健聴者の中に放り出されたら、自信をなくす?

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前回の更新から間が空いてしまいましたが、今回から、新しい質問に対する話に入ります。

Aさん

米内山さんや木村晴美さんのグループ(Dプロでしたっけ?)の方々はそのアイデンティティ故に自信に満ち溢れ、逆に健聴者とも仲良くしているのでしょうか?まあ、あのお二人も決してイコールではないのでしょうが。

わたしはこの人たちが本当に健聴者と仲良くしているかどうかはその場を見たことがないのでわかりません。この場合の健聴者は聾者とかかわりのない、一般の方を指しての話だと思います。

木村晴美さんは国立身体障害者リハビリテーションセンターの教官や手話ニュースキャスターなどの仕事も多くある方です。マスコミへの露出も多く、障害者団体から講演にも呼ばれて、経済的にも恵まれている方だと思います。

彼女の話を見ていくと、聴覚障害・聾者であることや日本手話を理解してくれる人達の中にいることで成り立っていることに気づきます。

もし、聴覚障害をよく知らない健聴者の中に放り出されたら、コミュニケーション不全に陥るか、自信をなくす可能性が高いでしょう。これは私も含め、誰もがなりえるものです。

驚くかもしれませんが、ろう学校では健聴者とのコミュニケーション方法については教えていません。

ろう学校では幼稚部の頃から何十年も同じ顔をあわせていることが大半です。少子化で人数が減っていることも加えて、ろう学校の生徒の人数も減っています。

そうなると、意識せず人間関係が狭くなり、その分だけ濃くなる社会の中で教える事は困難です。長所と短所が同じなのです。

また、一般の聞こえる子供達と聞こえない子供が一緒に学ぶインテグレーション教育を選び、学校では努力して頑張って成績優秀だった生徒でも、社会に出て、就職してから健聴者との人間関係、極度の緊張感や自己肯定感の低さや孤独感に悩んでいる人も多くいます。

ろう協会、難聴者協会はこれらの問題には要望懇談会で議題にする程度で、事実上、何もできないのが現状です。

各市町村の身体障害者相談員制度でもほとんどの相談員は何もできません。身体障害者相談員制度では答えることに制限があることや、どう答えたらいいか、わからないのです。

簡単なことです。
私みたいにおもいっきり経験していないことばかりだからです。

「無料」ということもあり、一般的な質問は答えられるけれど、相談員の年配の人の押しつけがましい話もあると聞きます。

市役所にも身体障害者相談員はもっと若い人にもやらせた方がいいとは意見申請はしていますが、若い人の利用がこの数年ないそうです。そのため、予算も減っているので無理もありません。

それで問題はないのでしょうか?

いいえ!

多くの方は普段は黙っていますが、セッションやメールで話を伺うと、せきが切れたように話だします。時間が足りなくなってしまうのでわたしの所要がない時はセッションの後でお聞きするなどしていますが、関係ないとはいえないことを痛感するほど、深刻なものです。

極度の緊張感やコミュニケーションの問題から職場を放棄してしまう「職場放棄」の話もあります。

全員がそうではないけれど、「職場放棄」は重大な問題もあるので別の機会に書きましょう。

「ろう文化宣言」はこうした問題の解決になるかのように見えたけれど、実際はプロバガンダで、問題の本質にフタをして、サヨクイデオロギーで対立と論争を煽り、主張する当事者達は言うだけで、本質的な問題には何の解決にもならず、役に立っていないのが現実です。

聴覚障害者団体から距離を置いている当事者はわたしも含め、こうした団体活動が、抱えている問題解決になっていないことに気づいているのです。

「なんとかしたい!」と思っている人は多いのです。

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